九谷屋のブログへようこそ。
弊社は大正十二年の創業以来、九谷焼をはじめ工芸品を専門に取り扱っている企業です。
当ブログでは焼物の魅力や、有用な情報をわかりやすく、お客様へ発信してまいります。
今回のテーマは「年の瀬の贈答」です。
クリスマスが過ぎ、正月が近づく。この時期、贈り物を選ぶ機会が増えます。
お世話になった方への年末のご挨拶。新年を迎える親戚への手土産。結婚や新築の内祝い。器は、こうした場面で喜ばれる品のひとつです。
今回は、九谷屋で扱う器の中から、贈答に適した品をご紹介します。
九谷焼の色絵、慶事を彩る
九谷焼といえば、鮮やかな色絵です。
赤、緑、黄、紫、紺青の五彩で描かれる絵付けは、華やかさがあります。結婚祝いや新築祝いといった慶事の贈答に、よく選ばれる理由です。
組湯呑や夫婦茶碗は、ペアで贈る定番の品。酒器なら、徳利と盃のセットが喜ばれます。抹茶椀や菓子皿も、茶道を嗜む方への贈り物として適しています。
九谷屋では、伝統的な古九谷の意匠から、現代的なデザインまで、幅広く取り揃えています。相手の好みや年齢層に合わせて、お選びいただけます。
有田焼の染付、落ち着きと品格
派手すぎない品がよい。そんなときは、有田焼の染付です。
白地に藍色の線で描かれる染付は、清潔感があります。年配の方への贈り物や、ビジネスの場での手土産に向いています。
皿やボウル、湯呑といった日常使いの器が中心。実用性が高く、長く使ってもらえる品です。
九谷屋では、有田焼も佐賀の窯元から直接仕入れています。品質と価格のバランスがよく、贈答用としても安心してお選びいただけます。
清水焼の繊細さ、特別な贈り物に
もう少し格を上げたい。そんなときは、清水焼です。
京都で焼かれる清水焼は、繊細な絵付けと、上品な色使いが特徴です。抹茶椀、飾り皿、香炉といった品が揃っています。
価格帯は九谷焼や有田焼より高めですが、その分、特別感があります。目上の方への贈り物や、記念日の品として選ばれることが多い器です。
九谷屋では、清水焼も常時在庫しています。実物を手に取って、質感や色味を確かめてからお選びいただけます。
錫の酒器、能作の技
陶器以外の選択肢もあります。
富山県高岡市の伝統工芸、錫(すず)の酒器です。能作という工房が手がける品で、錫100パーセントの純度を持っています。
錫は、お酒の雑味を抜くと言われています。日本酒やビールを注ぐと、まろやかな味わいになる。そう感じる方が多い器です。
ぐい呑み、タンブラー、徳利。どれも手に馴染む重さと、柔らかな光沢があります。お酒好きの方への贈り物として、喜ばれる品です。
年末年始、九谷屋の店舗とオンライン
九谷屋は、富山県高岡市に実店舗があります。
店内には、九谷焼、有田焼、清水焼、漆器、錫製品など、全国各地の工芸品が並んでいます。実物を手に取り、重さや手触りを確かめてからお選びいただけます。
年末年始の営業については、店舗にお問い合わせください。贈答用の包装や熨斗のご相談も、その場で承ります。
また、遠方の方にはオンラインストアもご用意しています。
九谷屋公式オンラインストア(https://kutaniya.com/store/)では、店頭と同じ品を、ご自宅からお選びいただけます。写真と寸法、価格を確認しながら、じっくりと比較できます。
配送先を指定すれば、直接贈り先へお届けすることも可能です。年末の慌ただしい時期、こうした手間を省けるのは助かるでしょう。
贈答用の包装と熨斗
器を選んだら、包装と熨斗で仕上げます。
九谷屋では、用途に応じた包装を承っています。慶事なら紅白、弔事なら黒白。表書きも「御祝」「内祝」「御礼」など、ご希望に合わせて対応いたします。
また、ギフトセットとして、器と包装をまとめた商品もご用意しています。カタログギフトも取り扱っているため、相手に選んでもらう形の贈答も可能です。
贈答のマナーや、どの器がよいか迷ったときは、店舗スタッフにお尋ねください。長年の経験から、適切な品をご提案いたします。
九谷屋は、骨壺だけを扱っているわけではありません。九谷焼、有田焼、清水焼、漆器、錫製品。暮らしを彩る工芸品を、幅広く取り揃えています。
年の瀬、お忙しい時期かと思いますが、贈り物を選ぶ際には、ぜひ九谷屋をご利用ください。
九谷屋のご紹介
九谷屋では、九谷焼をはじめ、全国各地の陶磁器と工芸品を取り揃えております。
実店舗は富山県高岡市末広町38番地。公式ウェブサイトはhttps://kutaniya.jp/、オンラインストアは https://kutaniya.com/store/ からご覧いただけます。贈答用の包装や熨斗のご相談も承りますので、どうぞお気軽にお声がけください。


