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今回のテーマは「訃報を受けたときの対応」です。
電話が鳴って訃報が届く。親しい人の死を知らされた瞬間、頭が真っ白になることがあります。
何をすればよいのか。どこへ行けばよいのか。香典はいくら包むのか。喪服は。数珠は。次々に疑問が浮かんでも、慌てるばかりで手が動かない。
今回は、訃報を受けたときに最初にすべきことを、順を追ってご紹介します。
■ 訃報を受けたら、まず確認すること
訃報の連絡を受けたら、まず確認しておきたいことが三つあります。
一つ目は、亡くなった時刻と場所です。病院か、自宅か、施設か。これで遺族がどこにいるかが分かります。
二つ目は、通夜と葬儀の日時と場所。すでに決まっているなら、メモを取っておくとよいでしょう。決まっていない場合は、後日連絡を待つ形になります。
三つ目は、遺族の意向です。家族葬で身内のみなのか、一般参列を受け付けるのか。この確認を怠ると、駆けつけたものの参列できないこともあります。
これらを落ち着いて聞き取り、メモに残しておきましょう。慌てていると、聞いたはずの内容を忘れてしまいます。電話なら、相手の許可を得て録音しておくのも一つの方法です。
■ 駆けつけるべきか、待つべきか
訃報を受けて、すぐに駆けつけるべきかどうか。これは関係性で判断するのが一般的です。
親族や親しい友人なら、病院や自宅に駆けつけてもよいでしょう。ただし、遺族は葬儀社との打ち合わせや手続きで忙しく、長居は控えたほうがよい。到着したら「お手伝いできることがあれば」と声をかけ、必要なければ早めに引き上げるのが配慮といえます。
仕事の関係者や、それほど親しくない知人なら、通夜か葬儀で弔問するのが無難です。亡くなった直後に駆けつけると、かえって遺族の負担になることもあります。
家族葬と明示されている場合は、駆けつけないのが原則です。後日、弔問の機会を設けてもらうか、香典を郵送する形で弔意を伝えるとよいでしょう。
■ 香典の準備──金額と袋の選び方
香典の金額は、故人との関係性で変わります。
親族なら、1万円から10万円。親や兄弟姉妹なら5万円から10万円、祖父母や叔父叔母なら1万円から3万円が目安とされています。
友人や知人なら、5千円から1万円。職場の同僚なら、3千円から5千円。上司や部下なら、5千円から1万円が一般的です。
地域や家庭によって相場は変わるため、同じ立場の人に相談してみるのもよいでしょう。職場なら、総務や先輩に聞けば、過去の事例を教えてもらえることが多いようです。
香典袋は、宗派に合わせて選びます。仏式なら「御霊前」または「御香典」。神式なら「御玉串料」。キリスト教なら「御花料」。宗派が分からない場合は、「御霊前」が無難とされています。ただし、浄土真宗では「御霊前」ではなく「御仏前」を使うため、注意が必要です。
水引は、仏式なら黒白か双銀。関西では黄白も使われます。結び切りの形を選び、蝶結びは避けたほうがよいでしょう。
■ 服装の準備──喪服がない場合
訃報を受けて、喪服を持っていないことに気づく。こうした場合、どうすればよいでしょうか。
通夜なら、地味な平服でもかまいません。黒や紺、グレーのスーツやワンピース。派手な色や柄を避ければ、失礼にはあたらないとされています。
葬儀には、できれば喪服を用意したいところです。レンタルサービスもあり、翌日配送に対応している業者も多い。サイズと予算を伝えれば、適切な品を選んでくれます。
靴は黒の革靴かパンプス。光沢のあるエナメルや、金具の目立つデザインは避けたほうがよいでしょう。バッグも黒無地で、ブランドロゴが目立たないものが望ましい。
アクセサリーは、結婚指輪と真珠のネックレス程度。ピアスや腕時計は外すか、地味なものにするのが一般的です。
■ 弔問のタイミングと所要時間
通夜や葬儀に参列する際、何時に到着すればよいでしょうか。
通夜なら、開式の10分から15分前が目安です。早すぎると、遺族や葬儀社がまだ準備中のこともあります。遅刻は避けたいところですが、やむを得ず遅れる場合は、静かに入り、後ろの席に座るとよいでしょう。
葬儀なら、開式の15分から20分前。受付で記帳し、香典を渡します。式が始まる前に着席できるよう、余裕を持って到着したいところです。
所要時間は、通夜なら1時間から1時間半。葬儀なら1時間から2時間が目安とされています。通夜振る舞いや精進落としに案内されることもありますが、長居は控えたほうがよい。一口でも箸をつけて、30分ほどで辞去するのが一般的です。
■ 遺族への言葉──何を言い、何を言わないか
遺族に会ったとき、何と声をかけるべきか。
「この度はご愁傷様です」「心よりお悔やみ申し上げます」。こうした定型の言葉で十分です。余計なことを言わず、短く伝える。それが遺族への配慮といえるでしょう。
避けたほうがよい言葉もあります。「頑張って」「元気出して」といった励ましは、遺族にとって重荷になることもあります。また、「大往生でしたね」「天寿を全うされて」といった言葉も、遺族の心情によっては不快に響くことがあります。
死因を尋ねるのも避けたほうがよいでしょう。話したければ遺族から話すはずです。こちらから聞くことではありません。
最後に、「何かお手伝いできることがあれば」と添える。具体的な申し出があれば応じ、なければ静かに引き下がる。そうした姿勢が求められます。
■ 九谷屋のご紹介
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