葬儀の種類を選ぶ──家族葬・一般葬・直葬の違いと費用

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今回のテーマは「葬儀の種類と費用」です。

訃報を受けて、葬儀社との打ち合わせが始まる。どのような形式で送るか。費用はどれくらいかかるのか。家族葬、一般葬、直葬という言葉は聞いたことがあっても、その違いや費用の相場は分かりにくいものです。

今回は、葬儀の種類とそれぞれの費用の目安をご紹介します。

 

 

■ 葬儀の種類──4つの選択肢

葬儀には、大きく分けて4つの形式があります。

一般葬は、通夜と葬儀・告別式を行い、家族や親族だけでなく、友人、知人、会社関係者など、広く参列者を受け入れる形式です。参列者は50名から300名ほどになることもあります。

家族葬は、通夜と葬儀・告別式を行うものの、参列者を親族や親しい友人に限定する形式です。参列者は10名から30名程度が一般的とされています。

一日葬は、通夜を省略し、葬儀・告別式のみを1日で行う形式です。遺族や親族の拘束時間が短く、負担が軽くなります。

直葬(火葬式)は、通夜も葬儀・告別式も行わず、火葬場で火葬のみを行う形式です。身内だけで静かに見送る、もっともシンプルな葬儀といえます。

 

 

■ 費用の相場──どの形式を選ぶか

2024年の調査によると、葬儀費用の全国平均は118.5万円とされています。ただし、葬儀の形式によって費用は大きく変わります。

一般葬の平均費用は161.3万円。参列者が多いため、会場の規模、飲食、返礼品の数も増え、費用がかさみます。

家族葬の平均費用は105.7万円。一般葬と比べると50万円ほど安くなる傾向にあります。ただし、参列者の人数やオプションによっては、一般葬と変わらない費用になることもあります。

一日葬の平均費用は87.5万円。通夜を省略するため、その分の飲食費や会場費が抑えられます。ただし、1日だけだからといって半額になるわけではありません。式場を押さえる費用や祭壇の費用は、家族葬や一般葬と変わらないためです。

直葬の平均費用は42.8万円。通夜も葬儀・告別式も行わないため、4つの形式の中でもっとも費用を抑えられます。

 

 

■ 費用の内訳──何にお金がかかるのか

葬儀費用は、大きく3つに分けられます。

一つ目は、葬儀一式の基本料金です。斎場の使用料、火葬場の利用料、祭壇、棺、骨壺、遺影、霊柩車、葬儀社スタッフの人件費などが含まれます。家族葬なら平均72万円、一般葬なら100万円以上がこの基本料金にあたります。

二つ目は、飲食費です。通夜振る舞いや精進落としなど、参列者に提供する食事の費用です。家族葬なら平均17万円、一般葬なら30万円以上になることもあります。参列者が少ないほど、この費用は抑えられます。

三つ目は、返礼品費です。参列者に渡す会葬礼状や香典返しの費用です。家族葬なら平均16万円、一般葬なら30万円以上が目安とされています。

これらに加えて、寺院へのお布施も必要です。お布施は宗派や地域によって異なりますが、10万円から30万円が一般的とされています。葬儀社の見積もりには含まれていないため、別途用意する必要があります。

 

 

■ 家族葬を選ぶときの注意点

家族葬は一般葬より費用が抑えられると考えがちですが、必ずしもそうとは限りません。

参列者が少ないため、会場費や飲食費は抑えられます。しかし、基本的な葬儀の準備にかかる費用は、一般葬と変わりません。祭壇、棺、骨壺、霊柩車、火葬費用などは、参列者の人数に関係なく必要です。

また、家族葬では香典収入が少なくなります。一般葬なら、参列者から受け取る香典で葬儀費用の一部をまかなえますが、家族葬では参列者が限られるため、香典収入も少ない。結果として、遺族の実質的な負担額は、一般葬と大きく変わらないこともあります。

さらに、家族葬の後に、参列できなかった方々から個別に弔問を受けることになる場合もあります。その都度対応する手間や、後日の香典返しの費用も考慮しておく必要があります。

■ 直葬を選ぶときの注意点

直葬は費用が最も安く、平均42.8万円で済みます。経済的な理由や、故人の希望で選ばれることも多いようです。

ただし、直葬を選んだ方の約6割が「後悔していることがある」と回答しているデータもあります。具体的には「通夜をしなかったこと」「火葬場でのお別れの時間が短かったこと」といった後悔が多いようです。

直葬は、火葬場で火葬するだけのシンプルな形式です。お別れの時間は1時間から2時間ほど。心の整理がつかないまま、故人を見送ることになる場合もあります。

費用を抑えることも大切ですが、後悔のない送り方を選ぶことも大切です。家族でよく話し合って、納得のいく形式を選ぶことをおすすめします。

 

 

■ 見積もりと実際の費用の差

葬儀費用で注意したいのが、見積もり額と実際の支払い額の差です。2025年の調査によると、見積もり額と支払い額には平均19.5万円の差があり、約3人に1人が費用増を経験しているとされています。

費用が増える理由は、追加のオプションや参列者の増加です。「祭壇をもう少し立派にしたい」「料理のグレードを上げたい」「返礼品を追加したい」といった要望が、打ち合わせの中で出てくることがあります。

費用増を避けるには、事前に予算を明確に伝え、追加が発生するたびに確認することが大切です。葬儀社によっては、追加が発生する際にその都度説明してくれるところもあります。そうした対応の丁寧さも、葬儀社選びのポイントといえるでしょう。

 

 

■ 九谷屋のご紹介

九谷屋では、骨壺をはじめ、供養にまつわる品を取り揃えております。葬儀の形式を問わず、ご家族の想いに寄り添った品をご提案いたします。どうぞお気軽にご相談ください。

 

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