こんにちは。
九谷屋スタッフブログへようこそ。 近年、ご家族の供養の形が多様化するなかで、「分骨(ぶんこつ)」という言葉を耳にされる方が増えています。
けれど、「分骨って具体的にどういうこと?」「複数の骨壺を持つメリットや注意点は?」といった疑問も多いようです。
今回は、“分骨”について、選択される背景や心得ておきたいことを、わかりやすくまとめてみました。分骨とは――ご遺骨を複数に分ける供養 分骨とは、ご遺骨の一部を分けて、複数の骨壺やご供養の場所に安置することを指します。
たとえば――
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本家のお墓と分家のお墓、それぞれに納める
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お墓とご自宅で手元供養を併用する
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故人ゆかりの地や思い出の場所へ分骨する
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ペットと一緒のお墓に一部を納める など
それぞれのご事情、ご家族の想いを大切にするための、柔軟なご供養のかたちです。 分骨が選ばれる理由 分骨を選ばれるご家族には、さまざまな想いがあります。
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「遠方に住む兄弟それぞれが、手元にお骨を置きたい」
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「両家のお墓に分けて納骨したい」
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「しばらくは自宅で供養し、ゆくゆくはお墓に移したい」
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「一部をペンダントや小さな骨壺に入れて、ずっと身近に感じていたい」
現代は、ご供養もご家族の数だけ答えがある時代。
「こうしなければならない」という決まりはありません。
大切なのは、ご家族一人ひとりが納得できるかたちを選ぶことだと思います。 分骨の方法と、気をつけたいこと 分骨をご検討の際は、事前に知っておきたいことがいくつかあります。
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分骨証明書について
お墓への納骨や、公的な手続きを伴う場合は、「分骨証明書」が必要になるケースもあります。
火葬場やお寺、自治体などで発行してもらえますので、手続きを事前にご確認ください。 -
骨壺のサイズ・形状の選び方
分骨用の骨壺は、小さめのものから、ご自宅用・ペンダント型まで多彩です。
ご遺骨の量や安置する場所、ご希望に合わせてお選びください。 -
宗教・習慣による違い
仏教の一部宗派や、地域によっては「分骨」に特別な意味や作法がある場合も。
ご心配な方は、菩提寺やご親族にご相談されると安心です。
分骨を選ぶときの心構え ご供養の方法に「正解」はありません。
大切なのは、ご家族の気持ちにそっと寄り添い、それぞれの想いをかたちにすること。
分骨を選ばれる際は、「故人やご家族が、より安らかに、より身近に感じられるか」を大切にされるとよいでしょう。 また、どんなご選択にも迷いはつきもの。
ご不安なこと、迷われていることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。 おわりに 時代とともに、供養のあり方も少しずつ変化しています。
「分骨」もまた、家族のきずなや想いを、形に残すひとつの方法。
それぞれのご家族にとって、一番よいご供養のかたちを、久谷屋はこれからも考えてまいります。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。