九谷屋のブログへようこそ。
弊社は大正12年の創業以来、九谷焼をはじめ工芸品を専門に取り扱っている企業です。
当ブログでは焼物の魅力や、有用な情報をわかりやすく、お客様へと発信させていただきます。
前回の記事では、「骨壺の内部のお手入れ方法」についてご紹介いたしました。
今回は ペット用骨壺の選び方 についてお話しします。
大切な家族の一員であるペット。最期を見送るとき、できるだけふさわしい形で供養したいと考える方が増えています。
その想いに応えるため、近年ではペット用の骨壺も多様化し、さまざまなデザインや素材が選べるようになりました。
「どの骨壺がペットに合うのか?」「どんな基準で選べばよいのか?」と迷われる方も多いのではないでしょうか。
今回は、ペットのご遺骨を大切に納めるための骨壺の選び方のポイント をご紹介いたします。
★ペット用骨壺の選び方
ペット用の骨壺は、人間用と比べて小型で、室内での手元供養を前提としたデザインが多いのが特徴です。
選ぶ際には サイズ・素材・デザイン など、いくつかのポイントを押さえておくと後悔のない選択ができます。
- 適切なサイズを選ぶ
骨壺のサイズは、ペットの体格や遺骨の量によって変わります。
・小型犬・猫・小動物(チワワ・トイプードル・猫など):2~3寸(直径6~9cm程度)
・中型犬(柴犬・コーギーなど):4~5寸(直径12~15cm程度)
・大型犬(ゴールデンレトリバー・シェパードなど):6寸以上(直径18cm以上)
すべてのご遺骨を納める場合は大きめのサイズを、分骨や手元供養を希望される場合はコンパクトなサイズを選ぶのが一般的です。
2.素材の違いを知る
骨壺の素材には、陶器・金属・布張り・木製などさまざまなものがあります。
・陶器(磁器・素焼き):耐久性が高く、美しいデザインが豊富。素焼きは通気性がよく湿気調整に優れる。
・金属製:非常に頑丈で、屋外でも使用可能。耐水性があるため、お墓に納める場合にも適している。
・布張り:シンプルな骨壺に布を巻いたもの。可愛らしく、インテリアにも馴染みやすい。
・木製:温かみのある質感が魅力。小さな仏壇と合わせることで統一感が出る。
3.供養のスタイルに合ったデザインを選ぶ
骨壺は単なる収納容器ではなく、大切なペットの思い出を納める特別なものです。そのため、供養のスタイルに合わせたデザイン選びも重要です。
・シンプルな白磁のもの:どんな場所にも馴染みやすく、静かで落ち着いた印象を与えます。心が落ち着き、共に過ごした日々を澄んだ気持ちで偲びたい方におすすめです。
・九谷焼の伝統柄:和の趣があり、仏壇や和室とも調和します。ご自身の家に調和した骨壺は、そこに生きているかのように自然な存在感を持ちます。
・名入れや写真が入れられるもの:動物の骨壺では、生前を思い出せるようなアレンジを加える加える場合もおおく、よりパーソナルな供養が可能となります。
デザインに決まりはなく、ペットの個性や、飼い主様の想いを込めたデザインを選ぶことで、より大切に供養することができるでしょう。
★まとめ★
ペット用骨壺を選ぶ際は、サイズ・素材・デザイン の3つを意識することが大切です。
・ペットの体格や遺骨の量に合わせたサイズを選ぶ。
・供養のスタイルに合った素材(陶器・金属・布張りなど)を選ぶ。
・シンプルなものから、伝統的な九谷焼のデザインまで、自分に合ったデザインを選ぶ。
ペットとの最後のお別れに、心を込めてお選びください。
九谷屋では、ペットのご供養にふさわしい、 素焼きならではの温かみを持つ骨壺をご用意しております。
サイズは2寸、3寸の小さなものから大型まで各種取り揃えております。
「呼吸ができる」と言われるほど通気性が良く、手元供養に最適な保存力を持つ性質と、素材から製法まで上質で高級感のある九谷焼の素焼き骨壺を、お手頃な価格でご提供いたします。
ぜひ一度ご覧ください。
お読みいただき、ありがとうございました。